Excel(エクセル)VBAとは
皆さんExcelのVBAとはなにかをご存じでしょうか?VBA(Visual Basic for Applications)は、Excelを含むMicrosoft Office製品に組み込まれたプログラミング言語です。VBAを使うと、Excelの機能を拡張し、自動化することができます。VBAを学ぶことで、Excelのパフォーマンスを向上させ、業務の効率を高めることができます。
このVBAで最も基本的なコードの1つは「Value」です。Valueは、Excelシートに入力された値または式の値を返します。つまり、ValueはExcelシートでの入力値をVBAで読み込むため、シートへ記入したりするために使用されます。つまりExcelのセルに格納されたデータの値を取得または設定するために使用されます。Valueは、Excelのワークシートで、文字列、数値、日付、時刻などの値を持つすべてのセルに適用できます。
今回の記事ではExcelのVBAで使われるValueの使い方をご紹介していきます。
Excel(エクセル)VBA のValue 使い方
では、早速ですがExcelのVBAのValueの使い方をご紹介していきます。
Valueの使い方について見ていきましょう。Valueは、Excel VBAのRangeオブジェクトにアクセスするために使用されます。Rangeオブジェクトは、ワークシート上のセル範囲を表します。例えば、以下のように記述することで、A1からA10までの範囲の値を取得することができます。
Range("A1:A10").Value
上記のコードは、A1からA10までのセルに含まれる値を取得します。Valueの代わりにValue2を使用することもできます。Value2は、値をより速く取得することができるため、大量のデータを扱う場合に特に有用です。
次に以下の例を見てみましょう。
myValue = Range("A1").Value
この例では、A1セルの値を変数「myValue」に割り当てています。Valueを使用することで、VBAはExcelシートから値を読み込み、myValue変数に割り当てます。
Valueは、数値、日付、テキスト、ブール値など、さまざまなデータ型の値を返します。また、Valueを使用して、セルの値を変更することもできます。以下の例をご覧ください。
Range("A1").Value = "Hello, World!"
この例では、A1セルに「Hello, World!」というテキストを割り当てています。Valueを使用することで、VBAはExcelシートに値を書き込むことができます。
さらに、Valueを使用して、セルの計算結果を取得することもできます。例えば、以下の式を考えてみましょう。
=A1+B1
この式は、A1セルとB1セルの合計を計算します。この式の計算結果をVBAで取得するには、以下のコードを使用します。
myValue = Range("C1").Value
このコードでは、C1セルに書き込まれた式の計算結果をmyValue変数に割り当てています。
最後に以下の例を見てみましょう。
以下の例ではValueを使用して、ワークシート上のデータを操作することができます。例えば、以下のように記述することで、ワークシートのすべてのセルに対して、2を乗算することができます。
For Each cell In ActiveSheet.UsedRange
cell.Value = cell.Value * 2
Next cell
上記のコードは、ワークシートのすべての使用されているセルをループし、セルの値に2を掛けた値をセルの値に格納します。つまり数値が格納されているセルに対してはそのセルの値を二倍にします。しかし、文字列が入力されているセルには2をかけることができないので「#NAME?」となります。
ここまでが簡単なValueの使い方になります。ValueはVBAを使用するうえで非常に重要になものです。Valueを使うことでセルの値を読み取ることや、セルに値を書き込むこともできます。Valueの使い方を学ぶことでできることが増えるようになるのでぜひ今回の記事を参考に実際に自分で書いて覚えてみてください。
Excelの操作方法は実際に手を動かし、身につけていきましょう
今の時代、様々な仕事でExcelを使用することがあるでしょう。今回はExcelのVBAで使われるValueとはなにかとその使い方をご紹介しました。このような機能を使いこなすことができれば仕事にも役に立つので、実際に手を動かし、覚えていきましょう。
WordやExcelなどのOfficeツールでは便利なショートカットキーなどがたくさんあるのでよく使う作業に関してはショートカットキーを調べてみるのも効率よく仕事を進める上で大切なことなのでこれから実践してみましょう。
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