Excel(エクセル)データ
皆さんExcelで使われるデータにはどのようなものがあるかをご存じでしょうか?Excelで集計することができるデータの種類は様々ですが、代表的なものに以下のようなものがあります。
- テキストデータ:名前や住所など、文字列として表されるデータ
- 数値データ:数量や金額など、数値として表されるデータ
- 日付データ:日付や時刻など、日付として表されるデータ
- 論理データ:TRUE/FALSEなど、論理値として表されるデータ
これらのデータを集計するには、それぞれのデータ型に合わせた関数を使う必要があります。集計したいデータを間違えると正しい個数を主計することができなくなります。今回の記事ではExcelでこれらのデータの個数を集計する方法をご紹介していきます。
Excel(エクセル)データの個数を集計する方法
では、早速ですがExcelでデータの個数を集計する方法をご紹介していきます。Excelでデータの個数を集計する方法には、いくつかの方法があります。代表的な5つのものを以下に紹介します。
COUNT関数
COUNT関数は、指定したセル範囲内に含まれる数値データの個数をカウントする関数です。COUNT関数を使うためには、以下のように関数名の後にカッコ内に対象となるセル範囲を指定します。
例えば、A1からA10までのセル範囲に含まれる数値データの個数を数える場合は、以下のように関数を入力します。
=COUNT(A1:A10)
COUNTA関数
COUNTA関数は、指定したセル範囲内に含まれる空白以外のデータの個数をカウントする関数です。COUNTA関数を使うためには、以下のように関数名の後にカッコ内に対象となるセル範囲を指定します。
例えば、A1からA10までのセル範囲に含まれる空白以外のデータの個数を数える場合は、以下のように関数を入力します。
=COUNTA(A1:A10)
COUNTIF関数
COUNTIF関数は、指定した条件に合致するセルの個数をカウントする関数です。COUNTIF関数を使うためには、以下のように関数名の後にカッコ内に対象となるセル範囲と条件を指定します。
例えば、A1からA10までのセル範囲に含まれる数値データのうち、10以上の数値がいくつあるかを数える場合は、以下のように関数を入力します。
=COUNTIF(A1:A10,">=10")
この場合、”>=10″という条件式で、セル範囲内の数値が10以上であるものをカウントします。
COUNTIFS関数
COUNTIFS関数は、複数の条件に合致するセルの個数をカウントする関数です。COUNTIFS関数を使うためには、以下のように関数名の後にカッコ内に対象となるセル範囲と複数の条件を指定します。
例えば、A1からA10までのセル範囲に含まれる数値データのうち、10以上かつ20以下の数値がいくつあるかを数える場合は、以下のように関数を入力します。
=COUNTIFS(A1:A10,">=10",A1:A10,"<=20")
この場合、”>=10″という条件式と、”<=20″という条件式の両方を満たす数値データをカウントします。
SUMPRODUCT関数
SUMPRODUCT関数は、複数の配列を掛け合わせた結果を合計する関数です。この関数を使うことで、条件に合致するセルの個数をカウントすることができます。以下は、COUNTIFS関数と同様の条件で、SUMPRODUCT関数を使ってカウントする例です。
=SUMPRODUCT((A1:A10>=10)*(A1:A10<=20))
この場合、”(A1:A10>=10)”という条件式と、”(A1:A10<=20)”という条件式の両方を満たすセルの個数をカウントします。
今回の記事ではExcelでさまざまなデータの個数を集計する方法について解説しました。COUNT関数、COUNTA関数、COUNTIF関数、COUNTIFS関数、SUMPRODUCT関数の5つの関数を使い分けることで、様々なデータの集計が可能です。どのデータの個数を集計するか、どの関数がどのデータを集計できるのかということを理解しこれらのExcelの関数を使いこなして、効率的にデータを集計しましょう。
Excelの操作方法は実際に手を動かし、身につけていきましょう
今の時代、様々な仕事でExcelを使用することがあるでしょう。今回はExcelでデータの個数を集計する方法についてご紹介しました。このような機能を使いこなすことができれば仕事にも役に立つので、実際に手を動かし、覚えていきましょう。
WordやExcelなどのOfficeツールでは便利なショートカットキーなどがたくさんあるのでよく使う作業に関してはショートカットキーを調べてみるのも効率よく仕事を進める上で大切なことなのでこれから実践してみましょう。
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