Excel(エクセル)でIFS関数の代用となる関数をご紹介!

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Excel(エクセル)IFS関数とは

皆さんExcelのIFS関数とはなにかをご存じでしょうか?Excelには、条件に基づいて値を返すための関数として、代表的なIF関数という関数があります。こちらは皆さん一度は聞いたことや使ったことがあるのではないでしょうか?

IF関数では1つの条件に基づいて値を返すことができますが、複数の条件を指定することはできません。IF関数を使用していて複数条件をつけたいなとかIF関数を複数記述して複数条件を実現したことはありますでしょうか?

このような場合にIFS関数を使用することで複数条件を実現することができます。しかし、IFS関数が使用できない場合もあるので、今回の記事ではExcelでIFS関数の代用となる関数をご紹介していきます。

Excel(エクセル)IFS関数の代用となる関数

では、早速ですがExcelでIFS関数の代用となる関数をご紹介していきます。IFS関数は古いバージョンを使用している場合に使えない可能性があります。また引数の量が多い場合や64ビット版のエクセルを使用している場合に使えなくなる可能性があります。そのような場合に以下の関数で代用することができます。

IF関数を使用する

IFS関数は、Excel 2019以降のバージョンでのみ利用可能です。それ以前のバージョンを使用している場合は、代わりにIF関数を使用できます。IF関数は、条件式が1つだけの場合に使用します。複数の条件式が必要な場合は、ネストされたIF関数を使用することができます。以下は、IF関数を使用して、A1が10未満の場合は”Small”、10以上20未満の場合は”Medium”、20以上の場合は”Large”と表示する例です。

=IF(A1<10,"Small",IF(A1<20,"Medium","Large"))

SWITCH関数を使用する

Excel 2019以降のバージョンでは、SWITCH関数を使用することができます。SWITCH関数は、指定された値に応じて異なる値を返すことができます。以下は、スイッチ関数を使用して、A1が10未満の場合は”Small”、10以上20未満の場合は”Medium”、20以上の場合は”Large”と表示する例です。

=SWITCH(TRUE,A1<10,"Small",A1<20,"Medium","Large")

CHOOSE関数を使用する

CHOOSE関数は、指定された数値に応じて、リストから値を取得します。以下は、CHOOSE関数を使用して、A1が1の場合は”First”、2の場合は”Second”、3の場合は”Third”と表示する例です。

=CHOOSE(A1,"First","Second","Third")

AND関数やOR関数を使用する

複数の条件式を組み合わせて判断する場合は、AND関数やOR関数を使用することができます。AND関数は、すべての条件式が真の場合にTRUEを返し、それ以外の場合はFALSEを返します。OR関数は、少なくとも1つの条件式が真の場合にTRUEを返し、すべての条件式が偽の場合はFALSEを返します。以下は、AND関数とOR関数を使用して、A1が10未満かつB1が”Red”の場合は”Small and Red”、10未満かつB1が”Blue”の場合は”Small and Blue”、それ以外の場合は”Other”と表示する例です。

=IF(AND(A1<10,B1="Red"),"Small and Red",IF(AND(A1<10,B1="Blue"),"Small and Blue","Other"))
=IF(OR(AND(A1<10,B1="Red"),AND(A1<10,B1="Blue")),"Small and "&B1,"Other")

これらの方法を使用して、IFS関数が使えない場合でも、Excelで必要な条件分岐を実現することができます。

LOOKUP関数やVLOOKUP関数を使用する

LOOKUP関数やVLOOKUP関数は、指定された値に一致する最初の項目を検索し、それに関連する別の値を返します。以下は、LOOKUP関数を使用して、A1が10未満の場合は”Small”、10以上20未満の場合は”Medium”、20以上の場合は”Large”と表示する例です。

=LOOKUP(A1,{0,10,20},{"Small","Medium","Large"})

INDEX関数とMATCH関数を使用する

INDEX関数とMATCH関数を組み合わせて、指定された値に一致するリスト内の項目を取得することができます。以下は、INDEX関数とMATCH関数を使用して、A1が1の場合は”First”、2の場合は”Second”、3の場合は”Third”と表示する例です。

=INDEX({"First","Second","Third"},MATCH(A1,{1,2,3},0))

これらの方法を使用して、Excelで条件分岐を実現することができます。ただし、それぞれの関数や方法には特定の構文やルールがあり、注意が必要です。また、条件分岐の複雑度によっては、IF関数やSWITCH関数の代わりに、VBAマクロを使用することも考えられます。

このようにExcelでは様々な方法で関数を代用する方法があります。上記で紹介したもの以外にもまだあるかもしれません。関数を組み合わせることで便利で効率的に作業を行えるようになりますのでさまざまな可能性を考えてみましょう。

Excelの操作方法は実際に手を動かし、身につけていきましょう

今の時代、様々な仕事でExcelを使用することがあるでしょう。今回はExcelでIFS関数の代用となる関数についてご紹介しました。このような機能を使いこなすことができれば仕事にも役に立つので、実際に手を動かし、覚えていきましょう。

WordやExcelなどのOfficeツールでは便利なショートカットキーなどがたくさんあるのでよく使う作業に関してはショートカットキーを調べてみるのも効率よく仕事を進める上で大切なことなのでこれから実践してみましょう。

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