Excel(エクセル)のIF関数で文字列を複数条件で判定する方法をご紹介!

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Excel(エクセル)AND、ORとは

皆さんExcelのANDやORとはなにかご存じでしょうか?ExcelのANDとORは、論理演算子の一種であり、複数の条件を組み合わせて論理的な判断を行うために使用されます。IF関数で複数の条件を判定する場合はANDやOR演算子を使用して行います。

ANDとは

ANDは、「かつ」という意味で、複数の条件がすべて真である場合にのみ真を返します。つまり、すべての条件が満たされている場合に結果が真となります。AND演算子は「&&」または「*」としても表されます。以下にANDの例を示します。

  • 条件1:数学の点数が70以上
  • 条件2:英語の点数が60以上
=AND(B2>=70, C2>=60)

この場合、B2セルには数学の点数、C2セルには英語の点数が入力されているとします。AND関数は、数学の点数が70以上かつ英語の点数が60以上の場合にのみ真を返します。

ORとは

ORは、「または」という意味で、複数の条件のうち少なくとも1つが真である場合に真を返します。つまり、いずれかの条件が満たされていれば結果が真となります。OR演算子は「||」または「+」としても表されます。以下にORの例を示します。

  • 条件1:数学の点数が80以上
  • 条件2:英語の点数が75以上
=OR(B2>=80, C2>=75)

この場合、B2セルには数学の点数、C2セルには英語の点数が入力されているとします。OR関数は、数学の点数が80以上または英語の点数が75以上のいずれかの条件が満たされていれば真を返します。

ANDやORは、Excelの数式や関数内で使用することができ、複数の条件を組み合わせて論理的な判断や条件付きの計算を行う際に役立ちます。これらの論理演算子を使うことで、より複雑な条件を柔軟に表現することが可能になります。今回の記事ではExcelのIF関数で文字列を複数条件で判定する方法をご紹介していきます。

Excel(エクセル)IF関数で文字列を複数条件で判定する方法

では、ExceのIF関数でANDとORを組み合わせて使用する方法をご紹介していきます。まず一番基本的な文字列を判定する方法は以下の通りです。セルの内容が指定した文字列と一致するかどうか判定する場合、以下の方法を使用することができます。

セルの内容が指定した文字列と完全に一致する場合、「○」を表示し、それ以外の場合は「×」を表示する方法

=IF(A2="新宿","○","×")

この場合、A2セルに「新宿」という文字列が入力されていれば「○」が表示されます。それ以外の文字列が入力されている場合は「×」が表示されます。

セルの内容が指定した文字列を含むかどうか判定する場合、「○」を表示し、それ以外の場合は「×」を表示する方法

=IF(COUNTIFS(A2,"*新宿*")>0,"○","×")

この場合、A2セルの内容に「新宿」という文字列が含まれていれば「○」が表示されます。他の文字列も含まれている場合や「新宿」が部分文字列として含まれている場合も「○」が表示されます。含まれていない場合は「×」が表示されます。

なお、COUNTIFS関数は指定した範囲内のセルで条件を満たすセルの数を数えるために使用されています。ワイルドカードとしての「*」は、0文字以上の任意の文字列を表すために使用されます。

以上の方法を使うことで、セルの内容が指定した文字列と一致するかどうかを判定することができます。

複数の条件を判定する場合

複数の条件を判定する場合、ExcelのIF関数と論理演算子を組み合わせて使用することができます。以下に例を示します。

複数の条件をすべて満たす場合に特定の値を表示する方法は以下の通りです。

=IF(AND(condition1, condition2, ...), "表示する値", "表示しない値")

上記のように記述することで複数条件ですべて一致するかどうかを判定することができます。

では実際の例で考えてみましょう。例えば、A2セルが「新宿」という文字列を含み、B2セルが「渋谷」という文字列を含む場合に「○」を表示し、それ以外の場合は「×」を表示する場合は以下のようになります。

=IF(AND(COUNTIFS(A2, "*新宿*")>0, COUNTIFS(B2, "*渋谷*")>0), "○", "×")

この場合、A2セルに「新宿」が含まれ、かつB2セルに「渋谷」が含まれる場合に「○」が表示されます。それ以外の場合は「×」が表示されます。

複数の条件のうちいずれか1つでも満たす場合に特定の値を表示する方法は以下の通りです。

=IF(OR(condition1, condition2, ...), "表示する値", "表示しない値")

上記のように記述することで複数条件でいずれか1つでも満たすかどうかを判定することができます。では、実際の例で考えてみましょう。例えば、A2セルが「新宿」という文字列を含むか、B2セルが「渋谷」という文字列を含む場合に「○」を表示し、どちらの条件も満たさない場合は「×」を表示する場合は以下のようになります。

=IF(OR(COUNTIFS(A2, "*新宿*")>0, COUNTIFS(B2, "*渋谷*")>0), "○", "×")

この場合、A2セルに「新宿」が含まれるか、またはB2セルに「渋谷」が含まれる場合に「○」が表示されます。どちらの条件も満たさない場合は「×」が表示されます。以上のように、複数の条件を判定する場合には、AND関数やOR関数を使用することで条件を組み合わせることができます。

Excelの操作方法は実際に手を動かし、身につけていきましょう

今の時代、様々な仕事でExcelを使用することがあるでしょう。今回はExcelのIF関数で文字列を複数条件で判定する方法をご紹介しました。このような機能を使いこなすことができれば仕事にも役に立つので、実際に手を動かし、覚えていきましょう。

WordやExcelなどのOfficeツールでは便利なショートカットキーなどがたくさんあるのでよく使う作業に関してはショートカットキーを調べてみるのも効率よく仕事を進める上で大切なことなのでこれから実践してみましょう。

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