Excel(エクセル)ピボットテーブルとは
皆さんExcelのピボットテーブルとは何かご存じでしょうか?
Excelのピボットテーブルとは大量のデータを要約・分析するための非常に便利なツールです。ピボットテーブルを使用すると、複雑なデータを簡単に集計し、傾向やパターンを見つけることができます。
以下は、ピボットテーブルの主な特徴と機能です:
- データの要約: ピボットテーブルは、データベースやスプレッドシート内の膨大なデータを要約し、集計することができます。数値データやテキストデータなど、さまざまな種類のデータを扱うことができます。
- ドラッグ&ドロップ操作: ピボットテーブルは、データの列や行、集計方法を簡単に変更できるのが特徴です。データをドラッグ&ドロップするだけで、瞬時にデータのレイアウトを変更できます。
- 自動集計: ピボットテーブルは、数値データを自動的に合計、平均、最大値、最小値などに集計することができます。これにより、複数のデータを簡単に要約できます。
- フィルタリング: ピボットテーブルを使用すると、データをフィルタリングして特定の条件に基づいて表示できます。たとえば、特定の日付範囲や製品カテゴリだけを表示することが可能です。
- グラフ化: ピボットテーブルは、集計されたデータをグラフ化するのにも便利です。瞬時に棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフなどを作成できます。
ピボットテーブルは、Excelのデータ分析やレポート作成に広く使用されています。データの見える化と理解を迅速かつ効果的に行いたい場合には、ピボットテーブルを利用することで効率的なデータ処理と分析を実現できます。
今回の記事ではExcelのピボットテーブルで複数シート集計する方法ついてご紹介していきます。
Excel(エクセル)ピボットテーブルで複数シートをまとめて集計する方法
では、早速ですがExcelのピボットテーブルで複数シート集計する方法をご紹介していきます。
まず、以下のようなデータを複数シートで作成します。今回はA支店、B支店、C支店の3シートに分けて作成しています。
今回はこれらのデータを使用してピボットテーブルを作成していきます。
複数シートまとめてピボットテーブルで集計するためには以下の手順を実施します。
まず、「Alt」キー、「D」キー、「P」キーを順番に押し、「ピボットテーブル/ピボットグラフ ウィザード」を開きます。
「ピボットテーブル/ピボットグラフ ウィザード」で「複数のワークシート」を選択して「次へ」を押してください。
2ページ目では「指定」を選択して「次へ」を押します。
3ページ目では集計するデータを追加していきます。ここでは、列名も含めて選択し、「追加」をクリックします。
これで一つ目のデータを追加することができました。
同様の手順で必要なデータをすべて追加します。
すべて追加して「次へ」をクリックすると以下のページになります。
ここではピボットテーブルを作成する場所を選択することができます。今回は新規ワークシートにピボットテーブルを作成するのでこのまま「完了」をクリックします。
これで複数のシートのデータを集計することができました。
しかし、今回総計は必要ないので表示しないようにしていきたいと思います。
総計の表示、非表示は「ピボットテーブルツール」の「デザイン」タブから「総計」を選択し、「行と列の集計を行わない」をクリックすることで非表示にすることができます。また、行のみ、列のみの集計もここから行うことができます。
これで総計の表示を消すことができました。
ピボットテーブルは直接列などを消すことができないのでこのような方法を覚えておくことが必要になります。
その他にも独自に項目を追加することも可能です。
独自に項目を追加するためには「集計フィールド」という機能を使用します。
集計フィールドを使用するためにはピボットテーブルを選択し「分析」タブの「フィールド/アイテム/セット」の中の「集計フィールド」を選択します。
集計フィールドの挿入で以下のように入力して売上の税込み金額を集計します。
これで追加をクリックした後にOKをクリックします。
これで税込みという項目を追加し、独自に集計することもできます。
このようにExcelのピボットテーブルは大量のデータを集計するためにとても便利な機能になっています。このピボットテーブルをうまく活用できるようになるとデータの集計、分析が格段に速くなるのでぜひ覚えておいてください。
Excelの操作方法は実際に手を動かし、身につけていきましょう
今の時代、様々な仕事でExcelを使用することがあるでしょう。今回はExcelのピボットテーブルで複数シート集計する方法についてご紹介しました。このような機能を使いこなすことができれば仕事にも役に立つので、実際に手を動かし、覚えていきましょう。
WordやExcelなどのOfficeツールでは便利なショートカットキーなどがたくさんあるのでよく使う作業に関してはショートカットキーを調べてみるのも効率よく仕事を進める上で大切なことなのでこれから実践してみましょう。
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