Excel(エクセル)マクロ Chart オブジェクト
皆さんマクロのChartオブジェクトとはなにかご存じでしょうか?Chartオブジェクトとはマクロのグラフのことです。このChartオブジェクトを使用することでマクロでグラフを作成させることが可能です。
グラフといってもExcelで使用できるグラフは非常に多いのですべてはご紹介しませんが、基本的な使用方法はどのグラフを作成するにしても同じなのでぜひ調べてみてください。今回の記事ではマクロでグラフを作成する方法をご紹介していきます。
Excel(エクセル)マクロでグラフを作成する方法
では、早速ですがExcelのマクロでグラフを作成する方法をご紹介していきます。まず、マクロを使用するためには「開発」タブの「Visual Basic」を選択します。
これでマクロを入力する画面を開くことができます。
開発タブがない方はExcelのオプションで開発にチェックをいれてください。
これで開発タブを使用できるようになります。ではここからマクロでグラフを作成する方法をご紹介します。まず、グラフ作成のためのデータを入力します。
このデータを使用しグラフの作成をしていきます。グラフ作成のマクロは以下の通りです。
まず、現在いるシートでグラフを追加します。という記述があります。次にグラフの種類を指定しています。今回は集合棒グラフを作成しています。最後に使用するデータの範囲を指定しています。
Sub グラフ作成()
With ActiveSheet.Shapes.AddChart.Chart
'棒グラフ追加
.ChartType = xlColumnClustered
.SetSourceData Range("B1:E8")
End With
End Sub
このマクロの実行が完了すると以下のようにグラフを作成することができます。
では次に行列を入れ替えてグラフを作成する方法をご紹介します。行列を入れ替えて作成するには先ほどのマクロに少し記述を追加します。
Sub 行列入れ替え()
With ActiveSheet.Shapes.AddChart.Chart
'棒グラフ追加
.ChartType = xlColumnClustered
.SetSourceData Range("B1:E8")
'行列入れ替え
Select Case .PlotBy
Case xlRows
.PlotBy = xlColumns
Case xlColumns
.PlotBy = xlRows
End Select
End With
End Sub
これで行列を入れ替えたグラフを作成することができました。
マクロで操作できる処理は基本的にExcelで行うことができるすべての動作です。なので、例えばグラフタイトルの作成もマクロ上で行うことができます。
今回は基本的なグラフの作成、行列の入れ替えのご紹介ですが興味がある方は「マクロ グラフ タイトル」などで検索してみてください。また、上記のマクロでは棒グラフを指定していますがほかのグラフを作りたい方はグラフの種類についても調べてみるといいでしょう。
Excelの操作方法は実際に手を動かし、身につけていきましょう
今の時代、様々な仕事でExcelを使用することがあるでしょう。今回はExcelのマクロでグラフを作成する方法についてご紹介しました。このような機能を使いこなすことができれば仕事にも役に立つので、実際に手を動かし、覚えていきましょう。
WordやExcelなどのOfficeツールでは便利なショートカットキーなどがたくさんあるのでよく使う作業に関してはショートカットキーを調べてみるのも効率よく仕事を進める上で大切なことなのでこれから実践してみましょう。
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